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栗東こだま保育園争議の報告会を開催

 栗東市の社会福祉法人こだま保育園の争議報告会が8月23日、草津市内で開催されました。滋賀支部の組合員をはじめ、県労連、草津栗東労連、草津栗東社保協、救援会などの団体、また個人で支援していただいている方など22名が集まりました。
栗東こだま保育園争議の報告会を開催


 最初に、福祉保育労滋賀支部の清水書記長から、争議に至った経過と、このような事件が起きる背景には、保育制度の見直しによって規制緩和が進み行政の関与も薄くなってきていること、またこだま保育園だけでなく、保育・福祉の職場では法遵守やハラスメントなども横行している実態があることを報告。
 
 続いて、滋賀第一法律事務所の近藤公人弁護士が裁判の争点と課題について解説。近藤弁護士は、加藤さんが無期雇用契約を交わしているか否か、また契約書が本人によって書かれているという点が争点になってきたことと、また仮処分では、賃金仮払い命令が4月~6月までの分及び12ヶ月間しか認められなかったことは問題と指摘しました。そのうえで、仮処分判決では、一定の主張が認められ勝利したことを受け、いじめの問題も加えて争点を立て本訴で争う方針であり、そして職場復帰に向けては、裁判所や保育所への署名活動など運動を作っていくことが課題としました。

 加藤さんは、これまで受けた保育所からのいじめや解雇までを振り返りながら、裁判の支援を訴える活動を通じて、支援の輪が広がっていることを報告し、「1日でも早く保育園に戻り、子どもたちの笑顔のために尽力したい」「他の同じような不当な扱いをされている方の解決例になって、仕事しやすい職場作りの助けになりたい」「そのために頑張りたい」とたたかいの決意を述べました。

 また、参加者からも激励や共にたたかおうという決意などありました。KHTの会と滋賀支部では、今後は裁判と合わせて、署名活動などに取り組む予定です。


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