◆労働相談◆ Tel.077-527-8575 Fax.077-521-2534 Email : fukuhosg@email.plala.or.jp

滋賀県に、福祉労働者の処遇改善とを要請

 次年度予算に関する滋賀県担当課との交渉を11月24日に行いました。滋賀支部は、福祉・保育職員の賃金の引き上げと労働条件の改善、福祉施策の拡充を訴えました。
滋賀県に、福祉労働者の処遇改善とを要請


 保育士の賃金に関して県は、「国の対策でも全産業との差は埋まっていない」としながらも「国の公定価格で決まるもの」と県独自の補助には消極的でした。参加者からは「奨学金を返しているが、この賃金では将来が見通せない。落ち込むときもある」、また職員配置貴に関して、「子どものサインを拾うには今の基準では限界がある。国に強く要請してほしい。」「職員の離職が続き、心療内科に通う人も増加している」など、現場の実態を訴えました。

 学童保育について参加者から、「施設面積基準が低いため、子どもが押し込まれている」「職員は子どもたちに距離を取らせられないことがストレスになっている」、「学生は福祉や保育の仕事になりたいと言うが、(処遇が低く)それを貫けない」など制度の改善を訴えました。
 
 障害福祉では、県は人材確保対策として、①ロボット(AI)の導入、②処遇改善加算の申請で社労士の派遣、③魅力発信事業を実施すると回答しました。参加者からは、「ロボットがどれだけ役立つか疑問、人材を育てることが必要」「県として労働実態調査をするべき」と発言、職員配置については今の体制では利用者処遇に限界があることを資料で示し、国への要請に加え、「県の障害者プランは、利用者処遇の実態も踏まえて記述してほしい」と訴えました。また遅れている重度障害者や医療ケア児者の施設やグループホームの整備についても拡充を要請しました。


同じカテゴリー(福祉保育労組 奮闘日記)の記事画像
今すぐ最低賃金1500円! 職員配置基準の引き上げを! 福祉保育労が署名行動
福祉保育労が国会請願署名スタート! 滋賀から国会に現場の声を届けよう
第47回定期大会を開催
高齢化に伴う身体状況の変化は? 障害職場の学習会
障害福祉学習会 『重度化・高齢化で困っていることはありませんか?』 開催します
子どもの発達を見つめる~第12回滋賀社研集会を開催します 
同じカテゴリー(福祉保育労組 奮闘日記)の記事
 今すぐ最低賃金1500円! 職員配置基準の引き上げを! 福祉保育労が署名行動 (2023-10-17 09:47)
 福祉保育労が国会請願署名スタート! 滋賀から国会に現場の声を届けよう (2023-09-29 10:28)
 第47回定期大会を開催 (2023-09-21 14:58)
 高齢化に伴う身体状況の変化は? 障害職場の学習会 (2023-08-01 15:22)
 障害福祉学習会 『重度化・高齢化で困っていることはありませんか?』 開催します (2023-07-18 10:23)
 子どもの発達を見つめる~第12回滋賀社研集会を開催します  (2023-06-08 10:53)

2021年12月02日 Posted by福祉保育労組滋賀支部 at 15:39 │Comments(0)福祉保育労組 奮闘日記福祉・保育・介護情報

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。